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最近の読書とか俺とかお前の涙とか

最近はもっぱらビジネス関係の本しか読まなくなってしまいました。ゆっくり春樹な世界に浸りたい自分を抑えつつ、最近読んでる本を列挙。要するにブログのネタにつまったわけであります。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫
筑摩書房 (2006/02/07)

最近話題のこの本。ウェブレイバーとしてはとりあえず読んどけ的な本だと思います。

ブランド・ハイジャック~マーケティングしないマーケティング
アレックス・ウィッパーファース 酒井 泰介
日経BP社 (2005/10/06)

kengochi さんに借りている本です。最近読んだマーケティングの本の中では一番面白かった。

頭がいい人、悪い人の仕事術
ブライアン トレーシー Brian Tracy 片山 奈緒美
アスコム (2005/03)
売り上げランキング: 1,689

ベタな名前で、敬遠しがちな本ですがなかなかの良書だと思っています。ほどよくまとまっているので、常にバッグの中に入れておいて定期的にチェキラッチョするのもよいかと。

ガバガバ儲けるブランド経営
小出 正三
サイビズ (2005/10/21)
おすすめ度の平均: 4.89

5 本業にも副業にも役立ちます
5 何度も読み返しました。
5 ブランドの下で働くと言うこと

本屋で見てタイトルにドン引きしたものの、ぱらっとめくったらなかなかよさげだったので購入。

おはぎ
おはぎ

posted with amazlet on 06.02.14
三浦 知良
講談社 (2005/12/13)

いわずとしれたキングのエッセイ。プロ論とか読むのもいいけど、全身に流れるキングのプロ魂を感じるんだ!

ひとつ上のアイディア。
眞木 準
インプレス (2005/11/02)
おすすめ度の平均: 5

5 まさに現代のことばの玉手箱
5 アイディアは何処にでも、誰にでも・・・

いわずと知れた良書。ちなみに「アイデア」ではなく「アイディア」です。

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さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

book_saodake.jpgさおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」 という本を買いました。これ面白いです。タイトルからしてかなり気になりますよね。確かにさおだけ屋で買っている人を見たことがありません。思わず本屋で手にとってレジへいってしまいましたよ。タイトルの付け方が秀逸だなぁ。
この他にも住宅地にある高級フランス店は何故つぶれないかとか、いろいろと興味をそそる内容になっています。会計というジャンルで考えるよりも経営とかビジネス的な視点で読んでみてもかなりおもしろいと思いますよ。
ちなみに僕は小さい頃からずっと「さおざけ屋」だと思っていました。なんか大きな竿で酒をかき混ぜているイメージをずっと持っていました。酒職人が大きな樽に長い棒を突っ込んでかき混ぜているシーンがありますよね。あれです、あれ。
「いつか僕も大人になったらさおざけ屋さんで竿を買って、酒をかき回すんだ」とベランダから見下ろすさおだけ屋さんのトラックに誓った記憶も過去の話。思えばその頃から酒飲み人生が始まっていたのかもしれません。

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「経営に終わりはない」 藤沢 武夫 著

keiei.jpg久しぶりに、藤沢武夫氏の「経営に終わりはない」を読み返しました。あらためていうまでもなく、この本は名著ですね。本田宗一郎の女房役。この人なしに今のホンダはありえません。
こういう本は時間をおいて何度も読み返すと新しい発見がありますね。ジャンルは違いますが、村上春樹の小説なんかは読むたびに新たな感情を呼び起こさせてくれます。それに近い感じがこの本にはあります。
今回改めて読み返して気づいたことがありました。
藤沢氏はこんな事を述べています。
(中略)これは外国に進出する場合でも同じです。なにしろ、もともと他人のものなんですから。お前さんのところにどうしても入らなきゃならないというのは、こっちの理屈であって、向こうが自分のものを売りたくないというのならば、その意思は尊重しなけりゃなりません。売ってもいいという気持ちにさせなければいけませんね。
ライブドア問題を思わずにはいられませんでした。
追記。そういえば昨日のワイドショーでサイバーエージェントの藤田社長がこのように発言していたそうです。
「(堀江氏は)もうたたんでいいような気がする。撤退して、いい形でみなが納得するような形があれば。すべての人に愛される 『 ライブドアブランド 』 をつくらないと」

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中島らも死去

天才(奇才というべきか)が死んでしまいました。絶対に長生きしないだろうなあとは思っていたけど、やっぱり死んでしまいました。彼の作品の根底には人間に対する「愛」が溢れていたと思います。それは遠藤周作と同じものを感じていました。(そういえば灘中落ちこぼれつながりだ)
らもさん、天国で酒飲んで大麻吸ってブルースを弾いてのんびりしてください。
あっちはきっと合法ですよ。

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「娼年」 石田衣良

shounen.jpg集英社文庫の新刊で 石田衣良の「娼年」 がでていたので購入。
う、薄い。すぐに読み終わってしまいました。娼婦+少年をあわせた言葉のとおり、20歳の男の子が身体を売る話です。
電車とかで読むと、周りの目をきにしちゃうくらいのエロさがありますが、決してフランス書院的なものではなくて、普通の男の子が普通に身体を売る話です。手を触れて、身の回りの事を話すだけでエクスタシーを迎えてしまう老婆。痛みでしか興奮を得られない男の子(小指を折られてエクスタシー!)などいろんな人がでてきます。意外にそういうことってあるのかもしれないなって思う一方で、それぞれが変態的(何?)なわけでなく、あくまでも普通に、やさしい視点で描かれているのが興味深いところでした。書評の才能0ですね。
氷点 をこのまえ読み終えて、ちょっと爽やかなのを読もうと思ってたのですが、全然違いましたね。興味があれば、ぜひ。