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「経営に終わりはない」 藤沢 武夫 著

keiei.jpg久しぶりに、藤沢武夫氏の「経営に終わりはない」を読み返しました。あらためていうまでもなく、この本は名著ですね。本田宗一郎の女房役。この人なしに今のホンダはありえません。
こういう本は時間をおいて何度も読み返すと新しい発見がありますね。ジャンルは違いますが、村上春樹の小説なんかは読むたびに新たな感情を呼び起こさせてくれます。それに近い感じがこの本にはあります。
今回改めて読み返して気づいたことがありました。
藤沢氏はこんな事を述べています。
(中略)これは外国に進出する場合でも同じです。なにしろ、もともと他人のものなんですから。お前さんのところにどうしても入らなきゃならないというのは、こっちの理屈であって、向こうが自分のものを売りたくないというのならば、その意思は尊重しなけりゃなりません。売ってもいいという気持ちにさせなければいけませんね。
ライブドア問題を思わずにはいられませんでした。
追記。そういえば昨日のワイドショーでサイバーエージェントの藤田社長がこのように発言していたそうです。
「(堀江氏は)もうたたんでいいような気がする。撤退して、いい形でみなが納得するような形があれば。すべての人に愛される 『 ライブドアブランド 』 をつくらないと」

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