Monthly archives of “12月 2004

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クリスマス・イヴ

今日はクリスマス・イヴ。
俺はシャワーを浴び、ブルガリのフレグランスを首筋に適量付ける。ほのかな麝香の香りが体中を包む。べっ甲で出来たクシを持ち、髪形を整える。一本たりとも髪の毛の乱れは許されない。
外へでると、街中にクリスマスのムードが溢れている。恋人達は微笑み合い、まるでドラマの主人公気取りだ。
俺はシガーケースから、マルボロを取り出し、ジッポのライターで火をつける。左手に巻かれたフランク・ミューラーの時計は19時を指していた。まもなく彼女が現れる頃だろう。
「おまたせ」
シャネルのコートに包まれた彼女は少しはにかみながらそう言った。
「待った?」
「待ってないよ」
そんなありきたりな会話も今日は悪くはない。
俺はタバコを消し、彼女の手を取り歩き出す。
「連れて行きたい店があるんだ」
「ふぅーん。どこ?」
「だいぶ前に一度連れて行かれてね、俺が社会人になったら必ず行こうと思ってた店なんだ」
「へぇー。それは楽しみ」
街をすこし外れたところにその店はあった。外観は何も変わっていない。あの頃と同じだ。俺は少し緊張気味に店に入る。
料理の味について特に言うのはよそう。
本当においしい料理なんかに言葉はいらない。
店を出て、しばらくしたら後ろから声をかけられた。
「よかったー間に合って。。お客さん、忘れ物ですよ!」
オレンジのエプロンを身に着けた、吉野家川越街道成増店の店員が財布を届けてくれた。
今日はクリスマス・イヴ。

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塊魂(ピヨタン)

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「なんだよ、いまさらかよ(某ゲームオタ)」
「おっせー!だっせー!くっせー!(お前がな)」
「今はドラクエ8だろ、おまえ(バンダナにシミついてるぞ)」
といわれようがなんだろうが、塊魂 はおもしろい。僕はあまりゲームをやらないのですが、なんでいままでやってなかったのか後悔すること、小一時間。めちゃくちゃにハマりました。こんなゲームはいままで見たことがありません。
もしかしたら知らない人もいるかもしれませんので、塊魂がどんなゲームか簡単に説明しましょう。塊魂というのはまず小さなボールみたいのを王子(ピヨタン)がころがして、いろいろなものをくっつけます。雪だるまみたいなものですね。だんだんと大きくなってきます。最初はアリみたいな小さいのから、だんだんと大きくなるとお母さんや、ヤンキー、しまいにはビルまでくっつけられるようになります。
そうして転がしてできた塊を持って、ヤスに呼びかけます。
「ヤス、服を脱げ。」
「ボス、いきなりどうしたんですか?」
「ヤス、服を脱げ。」
「・・・・・・。」
「ヤス、服を脱げ。」
「わかりました・・・。」
するとヤスの胸には蝶々の形をしたアザがありました。
こうぞうを殺したのも、かわむらを殺したのもヤスでした。
っていうゲームです。はまりまくって指にタコができました。全部ヤスのせいです。
いまならなんと2,464円でコロコロ転がせるよ!

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日記(12/17)

某案件の作業。PPでデザイン案をもってこられて焦る。困る。
ソレ、ボクノ、シゴト、デスカラ。。。。デスカラ。。。デスカ。。デ
それと、来年から本腰でウェブの仕事に力を入れようと思ったりした。
あ、もちろん今も本腰なのですが。。。みなさまよろしくお願いします(誰)
そんでもってデキる社長になります。球団買って、トータルワークア(略
昼はから揚げ弁当、夜はトモセントモイに久しぶりに行く予定

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昨日が何の日だったか知っていますか?

昨日はジョン・レノンの命日でした。
ジョン・レノンは確実に僕の人生に影響を与えた人です。
たまにはマジメな話でも・・・
僕がジョン・レノンと出会った(見た)のはテレビの中でした。中学生の時だったと思います。サッカー少年だった僕はまったく音楽には興味をもっていなくて、たまに友達にKANの「愛は勝つ」を借りたり、大事MANブラザーズバンドの「それが大事」とかを友達に借りていました。そういう音楽はいわば当時の「売れている」音楽でしたが、それらの音楽が僕の心を打つことはありませんでした。なんとなく聞いていただけというか。
そんな折、たまたま埼玉テレビにチャンネルを合わせたら、白い部屋の中で白いピアノを弾いた白い男がいました。そうです、有名な「イマジン」のビデオクリップです。僕は「世の中にこんな音楽があるのか!」と度肝を抜かれました。英語の意味はわからないものの、白い男が奏でるピアノと、鳥肌が立つような旋律に僕は完全にやられてしまったのです。
僕の中で白い男が「ビートルズ」というバンドにいたということを知るのにはその後数年かかりました。高校に入ってそれはそれは狂ったようにビートルズを聴きました。恥ずかしい事に髪の毛もマッシュルームカットにしたりして。
ビートルズやジョン・レノンが作る音楽は確実に僕を虜にしていきました。そして、ビートルズが影響を受けたエルビスチャックベリー、そして同世代のグループとしてはビーチボーイズなど様々な音楽を聴くようになりました。そんな感じで当時の音楽よりはどちらかというとレイドバックした音楽を聴いていました。ただ、正直、ローゼズマイブラニルヴァーナにはぶっとびましたが。まあ、そんな中、僕や僕の仲間たちはビートルズにのめりこんでいきました。
音楽を聴いて泣いたのもジョン・レノンが最初だったと思います。今では歳とともに涙腺が弱くなって泣くことも増えましたが。それだけいろいろな音楽を聴くようになったからかもしれません。
ジョン・レノンがいま生きていたらどんな音楽をつくったんだろうな。と思うことがあります。きっとジョンのことだからヒップホップにはかなりのめりこんだのではないかなあと思います。聞いてみたかったな。ジョンのラップ。そんで、音楽雑誌には酷評されるんだろうな。最高。
ジョン・レノンのことを「平和」とか「愛」とかでくくられることがよくあります。でも僕は全然違うと思うんですね、もちろん後期・ソロあたりの頃はそういう「平和的な」活動をしていたのかもしれない。でも僕にとってはそんなことどうでもよくって、有名になりたいとギラギラして、欲望にまみれて、人一倍プライドが高くて、もろくて、そんな人間的なジョン・レノンが大好きです。
とりあえずジョンのソロの初期3部作、「ジョンの魂」「イマジン」「マインド・ゲームス」は必聴です。
ちなみに昨日はアントニオ・カルロス・ジョビンの命日でもあるそうです。知らなかった。ジョビンではないですが、とりあえずボサノバならゲッツ/ジルベルトは必聴でございます。ゲッツ!
というわけで、アマゾンアソシエイツがお送りしました。