外国人が見た日本という視点が好きで、ヒマな時に動画とか写真を見てる。
普段ぼくたちが見慣れている光景が、外国人の視点を通すと全く別の光景に見えるから不思議だ。
[vimeo]http://vimeo.com/33813356[/vimeo]↑ 泣く子も黙る Mike Matas さんが日本を旅行した時の映像。写真4000枚が高速スライド。
Matas さんは iPhone とかの UI デザインをした人ですよ。
[vimeo]http://vimeo.com/34447797[/vimeo]↑ 写真家の Mark Bramley さんの作品。音楽がいいですね。
空港で飛行機が着陸する映像は必見。
[vimeo]http://vimeo.com/32287345[/vimeo]↑ Gravis Footwear のプロモ映像。超クーーーーール!
[vimeo]http://vimeo.com/29186408[/vimeo]↑ Alex Lee さんの映像。
スローモーションが不思議な空間を演出しています。
[vimeo]http://vimeo.com/4807136[/vimeo]↑ ということでおなじみ「Lost in translation」の映像。
この映画最高ですよね。Coldplay の音楽も素晴らしい。
みんな渋谷とか電車をやたら撮っているシーンが多いのは、
それだけ不思議な空間に感じるからなんでしょうね。
他にもこんなのあるよ!という方がいたらぜひ教えて下さい。
Monthly archives of “1月 2012”
グッバイ・マイ・ブラザー
実家で飼っていた愛犬のコジローが木曜日の朝に死んだ。
昨年の10月くらいだろうか、右目の奥に腫瘍ができたらしく、場所が場所というのと、12歳という高齢もあって、手術は断念した。その後、しばらくは元気に過ごしていたようだけど、症状は悪くなる一方で、12月に一度実家に帰った時はすでにだいぶ弱っていた。
年末の仕事のドタバタもあって、一時的に忘れることはできたけど、ふと一息ついた時なんかは頭の片隅にコジローの顔が浮かんできて、気にはなるのだけれど、実家に電話するのはなんか怖くて、結局そのまま年を越した。
年始になり、実家に帰るとコジローはすでに昏睡状態になっていて、ずっと横になって寝ていた。食事も2週間ほど全く食べず、水しか飲まないらしい。時折「くぅん」と鳴くので、両親と一緒に水をあげたり、シートを取り替えたりしてあげた。もって数日かもしれない、そんな風に思った。
仕事が始まり、連休には必ず帰ろうと思ってた矢先、お袋から「コジローが死んだ」とのメールが届いた。すぐに電話したらお袋は泣いていた。その日は両親も仕事始めだったし、僕も仕事が入っていたので、なんとか金曜日は休んで帰るようにするよ、と告げて電話を切った。
なんとなく覚悟していたからだろうか、不思議と悲しい気持ちにはならなかった。一方で悲しい気持ちにならない自分に無性に腹が立った。悲しいときに泣ける強さすら自分は失ってしまったのだろうか。
そして今日、午前中に実家に帰った。コジローが目をつぶって横たわっていて、身体を触ると少しひんやりするけど、毛並みは綺麗なままで、今すぐにでも起き上がって飛びかかってきそうな気がした。僕は泣いた。涙が止まらなかった。
夕方に火葬をしてくれる業者さんが来て、コジローを火葬車まで運んだ。大好きだったクマのぬいぐるみも一緒に隣においてあげた。いままでたくさんのぬいぐるみを買ってあげたけど、このクマのぬいぐるみが一番好きみたいで、噛まれてボロボロになっては、お袋が縫いつけてあげて、最後はもうクマなのかなんなのかわからない形になってた。クマのぬいぐるみもまさか最後にコジローと一緒に火葬されるとは思わなかっただろう。
1時間ほどして業者から連絡が来て、火葬車に戻ると、骨だけのコジローがそこにいた。みんなで骨をあつめて骨壷に入れた。肉体はこんなにも簡単に無機質なものに変わってしまう。この気持ちをなんと表現すればいいのだろう。
今日は気持ちいいほどすがすがしい天気で、夕焼けがとてもキレイだった。コジローは無事に天国にいけたのだろうか。僕らと一緒に過ごしたコジローの人生は幸せだったのだろうか。そんなことを考えながら夜空を見上げたら、一粒の星がとても明るく輝いていた。