Monthly archives of “10月 2003

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迷路ゲーム

軽薄なパーティーに出かけようぜ
何も考えなくていいように
しかも寝間着のままで行こう
無防備で
結局僕なんかも都会育ちで
ピコピコ
迷路ゲームにはもう飽きた
誰か守ってくださいこの僕を
無防備な
何もそんな虚しい顔しなくていいのにさ
ねぇ 下らない あぁ 下らない 下らない
自分のしてる顔が鏡に映る
夜明けまでどれくらいあるのだろう
売人なんかやめちまいな
日の出を待つことは最高かも
あぁ思い出になるんでしょうか
寝苦しい夜消えそうな声途切れた
迷路ゲームにはもう飽きた
くるりのこの歌が気になってなんども聞いている。

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Moneylook

これ便利。僕は結構たくさんの金融機関を利用しているので、一括で管理できるこういうソフトを待ち望んでいたのだ。ちゃんと過去の明細まで拾ってきてくれる。これで送金とかできればなおよしなんだけど。。。
ついでに新生銀行の口座開設を今日申し込んだ。昔、ATMの手数料にいくら使ったかを計算したら1万をゆうに越えていて、かなり悔しい思いをしたから新生銀行の24時間ATMでの手数料無料は正直惹かれまくり。郵便局のATMからも引き出せるし。あとは貯金するだけ。これが一番むずかしい。

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つながり

先日公開した某サイトをいたく気に入ってくれた業者さんがいるらしく、仕事の話がきそうな雰囲気。こういう形で仕事が広がっていくのはとても嬉しいし、頑張らなければと思う。とりあえず連絡待ち。
その一方で某外資系銀行の方も進めている。完璧な提案型(向こうにまったくヴィジョンがない)ので、けっこうしんどい。とりあえずPDFを動的に作成するシステムを作ってみようかなと考え、PDFlibっていうのを発見。とりあえずデモ版いれようとここ二日間はひたすらLinuxと格闘。PHPを何度再インストールしたかわからない。
その他個人としては某カフェのサイトの話が。昨日の夜2時くらいに飲みながら聞いた話だから具体的に進むのはもうすこし先かな。でもすごく面白そうな話だし、是非やりたいと思う。むしろやらせてくれーって感じ。とりあえず今朝から会社仕事しながらひたすらブレスト。ちょっと面白いのが出来そうな予感。
並行して某ジュエリーサイトも進めていかなければ、こちらはブレスト段階はほぼ終わっているので、コンセプト的なものが煮詰まればすぐにでも制作に取り掛かれる。これも楽しみ。
カフェサイトもジュエリーもほぼ無償でやる予定なんだけど、なぜかこっちの方が興味がひかれている自分がいる。プロのへっぽこデザイナーとしては失格なんだろうけど、今はひたすら作り続けることが重要な気がする。経験値をあげなければ。まだホイミくらいしか使えないし。
忙しくなってきそうな予感。その反面ワクワクしている自分もいる。

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AM9:00 都営三田線

いつものドアから電車に乗り、空いている席があったので座った。
ふたつほど駅を進んだところでおじいさんが僕の前に来たので席を譲った。
おじいさんは背筋を伸ばし、手をひざの上に置き目を閉じた。
しばらくするとかすかな寝息。熟睡しているようだ。
すると突然、カッと目を見開き、宇多田ヒカルの「Traveling」を唄いだした。
「しーごとーにもせいがでるー・・・」
僕はびっくりして、戸惑っていると、おじいさんの隣に座ったOLが携帯を取り出し、話しはじめた。
「いま、電車なのごめんねー」
おじいさんは何事もなかったように再び寝息をかき始めた。
今度はおじいさんが旧に震えだした。
定期的なリズムで小刻みに震えている。
僕は携帯を取り出した。
「欲求不満の未亡人と過激生チャット!欲求不満の人妻達があられもない格好であなたをお待ちしています・・・」
なんだよ、出会い系メールか。メールを消去し、携帯をポケットにしまいこむ。
ふと目を上げると、目の前におじいさんが立っていた。上着を脱ぎ、上半身は裸だ。
ガリガリに痩せ細った胸にはランプがついた四角い金属の箱が埋め込まれていた。
「ガガガ・・・わたし、よっきゅうフマンナノ・・・」
おじいさんは震えだした
「ゲンキー?サイキンナニシテルー」
おじいさんは裏声で唄いだした
「ザーグーラーザーグーラー」
おじいさんは唄ったり震えたりを繰り返す。
「モシモーシ・・・アレ?デンパガヨワイナ・・」
「エーマジデー?キクカワレイッテチョウムカツクジャン」
「ピーガガガガ・・・fjkaejfag@9fewふぇあwf」
周りをみると車内のほとんどの人が携帯電話を持っていた。
誰もおじいさんには気づいていないようだ。
おじいさんはあいかわらず唄ったり震えたりを繰り返している、そして左胸のランプは激しく点滅している。
車内アナウンスが聞こえた。
「えー車内では携帯電話の電源を切るか、マナーモードにしてください・・・」
周りの人はそれに気づき携帯電話の電源を切った。
おじいさんは上着を羽織り、席に座り、手をひざの上に置き目を閉じた。
しばらくするとかすかな寝息が聞こえてきた。